映画『海獣の子供』を観た

映画館へ行くのはビックリするほど久しぶりで、去年の夏以来だった。東京で暮らしていたときは、映画の仕事をやっていたのもあり、日常的に映画館へ通っていた。仕事終わりに、休日に、映画館へ行かない週は無かった。 映画館って、こんなに窮屈だったっけ、…

自分がインタビュアーとなった、取材の模様がラジオで流れることに。

今週16日と来週23日の2週にわたって、私がインタビュアーとなった取材音源が流れます。ジブリの鈴木敏夫プロデューサーへの取材です。 初めて聴く話がいくつかあったので、「ジブリ汗まみれ」リスナーのひとも面白がってくれるかな、と思っています。お楽し…

この一年付き合い続けた言葉

2018年は「大事」という言葉と付き合い続けた一年だった。 ぼくが「大事」という言葉を思うとき、それは、鈴木敏夫さんの声とともにある。 脳内で「大事」という言葉が流れるときは、鈴木さんのアノ、腹のキマった声で「大事(ダ・イ・ジ)」が再生される。 …

京都へ移住します

「帰る」から「移住」 "いつか京都帰りたいブログ"という名前が影響したのか、不思議なもので、来月、東京を出て、京都へ移住することにしました。京都では、中学時代〜大学時代の11年間を過ごしました。その後、社会人として東京で8年間生きて、再び京都へ…

ネット上の表現に足りないのは"時間"感覚〜はてブを10年分整理してみて

ずっとやろうやろうと思っていて、なんとなく時代の節目を感じている今、ようやく着手した。はてなブックマークの整理である。私は使い始めたのがかなり遅いのだが、2007年から。しかも、ネットから離れていた時期が2年くらいある(2013年、14年)。それでも…

ある日偶然、自分の仕事と出会った時の嬉しさ

嬉しいことがあった。 詳しい経緯は心に残しておきたいので省略するが、ジブリの『熱風』で編集をやっていたときに、震災後の「デモ」特集で、哲学者の國分功一郎さんに原稿を書いていただいたことがあった。タイトルは「パリのデモから考える」。入社2年目…

社会に絞め殺される者たちの恐怖〜映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』

試写で。昨年のカンヌ国際映画祭パルムドール作品。 映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』公式サイト ケン・ローチ作品、カンヌ最高賞に - BBCニュース 最初はおじいさんの滑稽さがちょっぴり切なく面白いが、より社会的弱者なケイティの登場によって、だん…

【年越し】この10年間について〜1986年生まれの私の20代

およそ10年、どう生きてきたか 1986年生まれの自分は、今年2016年が最後の20代であった。”20代”とはなんと甘美な響きだったろう。 年越しでは、多くの人がやるように、前年を振り返って翌年について新たに心と身体と頭を整理する。ついでに、今年は20代のお…

30代の年越しは、何が待っているのだろう?

熊野に来ている。今年2度目。前回と同じく、川湯温泉みどりや、という宿に泊まっている。ここで年を越す。 露天風呂が素晴らしい。混浴温泉なのでパートナーとともに入れる。山の中、川のほとりにあるため、風が通る。冬だから、前回来たときよりも、気持ち…

また京都を通りすぎた

九州にいる叔父宅へ行くため昨日朝10時頃と、帰京するため本日いま21時に、京都を通り抜けた。新幹線はあっという間だ。 いつ京都に帰れるのだろう、か。

スイッチオンPJ回想ーあなたの世界は何か?

学生にたくさん会ったことでエネルギーをもらったが、1日経って、あぁ随分アテられたんだなぁ、と思っている。朝に妻と渋谷の氷川神社へ参って、回転寿司行って、いまカフェにいて本読んで、読み終わったけれど、妻は隣で仕事してるから、一人でぼーっとし…

95〜96年生まれとたくさん会って脳つかった。自分より10歳下!!!

永瀧さんからアメリカのことをたくさん聞いたあと、夕方から藤代さんの家ゼミにお邪魔させてもらった。大学生13人が2グループに分かれて別々のプロジェクトを進めていて、すげー場所に来ちゃったぜと思った。 大学2年〜4年ということは、ハタチちょっと過ぎ…

『個人的なハーモニー』超スリリングだった!!!!!!!!!

個人的なハーモニー ノルシュテインと現代アニメーション論作者: 土居伸彰出版社/メーカー: フィルムアート社発売日: 2016/12/20メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 色っぽいタイトルでいいなぁと思い予約していて、届いた。一気に読んだ。 アニメ…

夢枕獏版「大菩薩峠」~『ヤマンタカ 大菩薩峠血風録』テーマは2つだった

鈴木敏夫「大菩薩峠ってね、大好きなんですけどね」 夢枕獏「ええ」 鈴木「ああいう主人公ってどうなんですかね」 夢枕「あの、冷たいニヒルな。僕は割と好きで」 鈴木「もう一度ね、ああいうものが、待望論ってあるんじゃないですかね」 夢枕「あーーーーー…

やったー2日間帰ったぜ!いぇーーーい!!

22・23日と2日間、京都へ帰りました。備忘録として旅程を記しておきます。<1日目> 朝7時すぎに仕事を終えて新幹線のった。6時に会社の30階にいたために、地震で結構揺れた。酔った。京都に行くって決めていた日だったんだけど「ぎゃーーーーもう京都帰る…

ねとぽよ人材募集のための参考メモ(活動の一部を紹介します)

ねとぽよ初の説明会&採用面接が、明日、開催されます。募集要項と会場・時間は公式サイトでご確認ください。netpoyo | ねっとぽよくはへいわしゅぎをひょーぼーします 募集要項にある通り、明日は、①編集者・ライター、②プランナー・イベンター、③エージェ…

日本の興行界を支えた映画「ハリー・ポッター」シリーズ なぜ売れたのか?

映画に詳しい人たちと飲んでいると、「自分の生涯ベスト10」とか「好きな映画音楽」とかいろんな話をしてたまに喧嘩になるのですが、「なぜ2001年から映画館に人が戻ったのか」というのは楽しく歓談できるいいネタです。 日本映画製作者連盟のデータを見ると…

『風立ちぬ』で宮崎駿が考えた、もうひとつのエンディング

タイトルが駄目すぎて、ほとんどの人は手にも取らないんじゃないかなー、本屋からひっそりと消えていくんじゃないかなー、というコレ。 風に吹かれて作者: 鈴木敏夫出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2013/08/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (1…

一滴の血も残さずに豚を解体・加工する映像をみた

ねとぽよエージェント業務で先日とある会社の方と晩ご飯にハムを食べていました。そこで二人で盛り上がったのがNHKドキュメンタリー「人間は何を食べてきたか」です。 人間は何を食べてきたか 第1巻 これは1985年の正月に5夜連続で放映されたドキュメンタリ…

電子書籍『ねとぽよ第2号』で家入一真さんに取材をしました

電子書籍『ねとぽよ第2号』で家入一真さんに取材をしました。特集「ネットと料理」の中の「奥さまに夫のウェブサービスを料理してもらった」企画です。家入一真さんの奥さま・家入明子さんに「CAMPFIRE」というサービスを料理してもらったんですね。企画の紹…

新興市民団体「ねとぽよ」に関するご説明

モノをつくるときの最後の修羅場は、いつもツライもので。締切で胃がキリキリし、つくり手同士で怒号が飛び交う。締切前日はやっぱり徹夜になってしまって。5月6日の文学フリマで発売した『ねとぽよ第2号』の制作現場では、発売当日にメンバーたちが次々と倒…

仙台ファシリテーション班の一ヶ月を振り返っておくか

スイッチオンプロジェクトでは11月28日に仙台へいきイベントを行いました。その準備で、ぼくが主にやったのは「ファシリテーション班のリーディング」です。振り返っておきます。 目次 ファシリテーションという言葉を知る 10月18日 ファシリテーション班、…

メディアの人から学んだこと「ジブリ鈴木敏夫インタビュー」ができるまで

8/1講談社にて、スイッチオンプロジェクトの成果発表が催されます。その中の展示物のひとつとして「鈴木敏夫インタビューの記事ができるまで」を来てくださった方に見ていただこうと決まり、現在動いています。 私のような取材経験のない者が、いかにしてgoo…

「編集」で「読める記事」にする

スイッチオンプロジェクトの第2回ミーティングがあり、「文章構造の作り方」というテーマで濃密な5時間を過ごしました。 3月末に開催された合宿が、はるか昔のように感じます。あの合宿以来、毎日プロジェクトのことと、インタビュー相手のことを考えてきま…

インタビューにおける質問の立て方

インタビューするにあたって、戦後史を復習したり*1、社会学の本を読んだり*2しているんですが、「インタビューってそもそも何のためだっけ?」と立ち止まり「記事を書くためだ」ということに気付いたので、記事を書く際に有用そうな本を買いました。山田ズ…

はてな合宿で撮影されたスタッフ写真

11月15日と16日、はてな合宿がありました。場所は琵琶湖のほとりの静かな旅館です。 そこで撮影されたスタッフ写真が会社情報のスタッフ紹介ページに載っているのでぜひご覧ください。 http://www.hatena.ne.jp/company/staff-introduction ○○○ 梅田望夫さん…