30代の年越しは、何が待っているのだろう?

  1. 熊野に来ている。今年2度目。前回と同じく、川湯温泉みどりや、という宿に泊まっている。ここで年を越す。
  2. 露天風呂が素晴らしい。混浴温泉なのでパートナーとともに入れる。山の中、川のほとりにあるため、風が通る。冬だから、前回来たときよりも、気持ちいい。夜空には星。天を見上げて湯船につかると、星の中を泳いでいるようだ。
  3. 画像は宿の公式サイトから。露天風呂にカメラを持ち込むわけにはいかず。また、自分ではこんな星空撮れない。肉眼では星は瞬いていて、写真とは異なるが。f:id:comajojo:20161231053630j:image
  4. 年末は、20代最後の今年2016を振り返り、新年明けたら2017のことを考えようと思う。また、20代の自分と社会を振り返ろうと思う。
  5. そういえば、年越しの仕方も変わった。
  6. 働き始めた最初の年2009(まだバイト身分だったが)、度重なる私の無駄遣いが社内で話題になり、上司が腰を上げた。無駄遣いといっても、旨い飯を食べ、酒を覚え、本を読み、舞台や映画を観て、という京都にいた頃に思い描いた東京の文化的生活を送っただけ。なのだが、まるっきり給料に見合わず、お金がぜんぜんなかった。
  7. 上司は給料をアップしてくれたわけではなく、元銀行員の先輩を呼んでくれて、彼女が私に「貯蓄の仕方」をレクチャーしてくれた。そのときに、先輩からまず言われたのが「年にいくら貯めたいか?」で私は「100万す」と答え、「理由は?」と聞かれ、そのとき、私は理想の年末年始の暮らし方を答えたのだった。
  8. 私は「京都で年末年始に100万つかいたい」と答えた。呆れた京都バカだなぁと思う。その後、先輩の教えをまるで守らず、貯蓄はならず、京都で100万をつかうこともなかったが。
  9. 京都で年を越したかった理由は、もちろん文化を享受しまくりたかったのもあるが、一番はあそこへいくと創造性がみなぎるからだ。年越しは、今年を振り返り、来年を迎えるという、大変な苦労をするので、できるだけ簡単にやりたい。頭がキレキレだと楽だ。その点、私を最強にしてくれる京都が、自分にとってベストだった。
  10. 20代そこそこの自分がいつかやってみたい年越しの仕方は叶っていないが、ここ数年、良い過ごし方ができていると思う。
  11. パートナーと過ごす年末年始がこれで4回目。毎年温泉宿で過ごしている。温泉宿での年越しは、パートナーと一緒に発見した喜びだ。年末にしっかりと身体を流し、露天風呂で明けましておめでとうと言う。さらに、今年は熊野ということもあって、近くに神社も加わった。なかなかに、強いではないか。
  12. 20代最後の今年、良い20代を過ごしたなぁと思いながら年を越せそうだ。30代の年越しは何が待っているのだろう。いろいろあるだろうな。