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宮崎駿・高畑勲による保田道世さんへの追悼文〜ジブリ『熱風』17年1月号

ジブリ

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画像はジブリの年賀状より。宮崎駿監督による絵で、省略と描き込みが面白く可愛い。

  1. 今月号のジブリのフリーペーパー『熱風』は大きな特集はなし。「ぐるりのこと。」「恋人たち」の橋口亮輔監督へ中くらいのインタビュー。橋口監督の生き様を知れてとても面白かった。幾分橋口監督が乱暴に見えてしまっているところはあり、もし今のネットに公開したら、「君の名は。」絡みで炎上してしまうだろな、と思うが、それが雑誌の良さだと思う。私は読めて良かった。
  2. 特別寄稿の川内有緒さんの旅行エッセイも良かった。川内さんのエッセイは、登場する人物との"距離が近くなる"のが早くて、そこが面白い。たった数ページの原稿なのに、もうさっこちゃん、が身近で、実際に存在しているのを感じる。
  3. 何と言っても、今月号は、昨年10月に亡くなられた色彩設計・保田道世さんへの追悼企画だ。「宮崎監督が"戦友"、高畑監督が"同志"と呼んだ」
  4. 高畑勲監督の文章では、『火垂るの墓』での知られざるエピソードが明かされている。それは、"たったひとつの行き違い"。スケジュールの都合上、どうしても色が塗られないままのフィルムが出てしまい、どうにか演出で切り抜けた高畑勲監督へ、保田さんから怒りの手紙が届く。
  5. 宮崎駿監督のは詩だった。

もう一寸時間があると ぼくらは
思ってたんだ

 涙が出た。